顧客に渡す予定の納品物や諸々の道具などは、オフィス移転の業者に運搬を任せることなく依頼者側が責任を負って安全な場所へ退避させるべきです。もしもオフィス移転の業者の不手際で対象物が滅失するなどの結末が訪れたら、顧客から寄せられる信頼がどうなるのかは明白です。一時的にでも所有権を有する組織が無意識的に行っている管理方法は、オフィス移転の業者も同じように注意して行うと限りません。特定の期間内に何件ものオフィス移転を行う業者もありますから、細かいところまで留意できないのが実情です。

部分的な損傷が発生しても業務への影響範囲が狭いものだけを事務所内に残しておき、その他は営業用の車で保管するなどの対策に臨むと効果的です。滑りやすい材質で作られていてなおかつ持ちにくい物体があれば、取っ手を急ごしらえするとオフィス移転の業者は安心して作業できます。動きまわる仕事が多い人物たちに依頼するので、運び出す折に摩擦係数が低いものは手を滑らせて落下する可能性が否めません。額に汗する状態で働いている人たちに向かって責任を取らせるのは酷ですから、前もって起こりそうな事象への対策を講じておくのが賢い依頼者の姿です。

取っ手が存在することによって家具が損傷する可能性を低くできるだけでなく、搬送中に力を入れなくて済むので勢いあまって壁に衝突させることもなくなります。少々の手間をかけるだけでも、契約した双方にとって良い結末が迎えられます。